Syncrofit 2011:航空機組立の設計から製造までをカバーするデジタルスレッドの構築

機体開発において常に最先端の製造手法や技術を導入することは決して簡単ではありませんが、期限内かつ予算内の航空機プログラム提供を実現するためには不可欠な要素です。高度な要求に応え続ける機体メーカーが最終的にその任務を果たすためには、製造パートナー同士が緊密な連携によって質の高い機体構造を提供することが重要です。

Syncrofit 2011に搭載された新機能は、CGTech(CNC シミュレーションおよび最適化、検証用ソフトウェア プロバイダ)やDelta Sigma Corporation(画像誘導組立システム サプライヤ)といったパートナーの協力を受け、最先端の設計・製造プロセスをサポートするとともにデジタルスレッドを強化し、設計から製造までを包括的にカバーします。これにより、Syncrofitは設計初期段階から製造計画、製造、検査、サポートまでを通じた組立プロセス全体を改善します。

また、Syncrofitは今回初めて、(従来のDassault SystèmesのCATIA V5に加え)SiemensのNX CADプラットフォームに対応可能となりました。

2011年版のSyncrofitの新機能は、生産性向上、エラーに起因する技術変更指示の排除、そして機体設計における全社一体のシームレスなデータフローという重要事項を実現するものです。当バージョンの新たなメリットには、以下が含まれます。

モデルベース設計プロセスの実行における障壁の克服

三次元モデルベース設計(MBD)を採用したSyncrofit 2011は、カスタマイズ可能なMBDフォーマットを作成できる高度な三次元統合および可視化機能を備え、日々高度な要求に応える航空宇宙メーカーをサポートします。

部品および組立設計細部に対する同時アプローチの提供

新バージョンでは、ファスナーレイアウト機能の強化により、機体開発プロセスを改善します。ファスナーパターンユーティリティは、関連する設計ルールに基づいて留め具の位置決めを行うための適切な部品・正接エッジ選択をサポートします。

標準部品および仕様の管理効率改善

Syncrofit 2011にはデータベースオーサリングアプリケーションが新たに搭載され、ファスナーデータベースへの迅速なフォームベースデータ入力が可能になりました。また、このバージョンでは航空機プログラム全体で単一データベースを使用できるため、複数データベース管理の手間なく承認済みの基準をプログラム全体に適用できます。

すべての穴あけ・締結要件に対するアカウンタビリティの提供

徹底的な機能強化を行ったSyncrofit 2011は、組立プロセスおよびライフサイクル全体を通じ、すべての留め具および穴あけ要件に対するトレーサビリティを提供します。Syncrofit Airframe Manufacturing Environment (AME)の新機能には、高度な消費レポート最新技術を駆使した組立状況の可視化が含まれます。

技術データ消費の効率化による高度な製造プロセスの実現

Syncrofit 2011は、自動穴あけ・締結および画像誘導組立システム用のインターフェースをNCプログラミングシステムに提供し、作業現場へのスムーズな技術データ移行を実現しています。

Vistagy Aerosuiteには、革新的で耐久性に優れた軽量コンポジット構造の設計・製造をサポートするFibersim、ならびに航空機構造の品質評価計画策定をサポートするQuality Planning EnvironmentVistagyのカスタムコンサルティングサービスが含まれますが、Syncrofitはその重要なコンポーネントのひとつとして、納期やコストの厳しい要件を満たしながら最終製品の全体的な品質向上に努めるメーカーを支援しています。三次元CADシステムを効率的な機体開発システムへと転換するSyncrofitをご利用いただくことで、エンジニアの皆様は開発プロセス全体を通じ十分な情報に基づいて決定を下し、かつ不測の事態にも迅速に対応することが可能です。

Syncrofit 2011の詳細については、ニューリリースパンフレット(英語) をダウンロードしてください。